外壁のカラーリングは、家の印象を大きく左右する要素の一つです。
特に、ツートンカラーを取り入れた外壁は、その配色次第でおしゃれさが格段にアップし、住宅の個性を際立たせることができます。
しかし、ただ色を2つ組み合わせればいいというものではありません。
ここでは、ツートン外壁をおしゃれに仕上げるコツと、気をつけておきたいポイントを解説します。
目次
□ツートン外壁をおしゃれに仕上げるコツ
ツートンカラーの外壁は、色の選び方や配色のバランスが重要です。
その中でも特に重要なのが、色の面積比と明度差です。
1:面積比にメリハリをつける
ツートンカラーの外壁では、2色の面積比にメリハリをつけることが大切です。
例えば、全体の7割をメインカラーにし、残りの3割をアクセントカラーにするといった配分がおすすめです。
この配分により、外壁に立体感が生まれ、建物全体が引き締まった印象になります。
2:明度差をはっきりさせる
色の明度差をしっかりつけることも、ツートンカラーの外壁を成功させるコツです。
明度差があることで色のコントラストが生まれ、外壁にメリハリがつきます。
ベースとなるカラーとアクセントカラーの明度差をしっかり設けることで、洗練された外観に仕上がります。
3:ビビッドカラーの使い方
ビビッドカラーや原色は、使用面積を控えめにすることで、洗練された印象になります。
例えば、アクセントとしてビビッドカラーを取り入れる場合、面積比をさらに小さくすることで、色が主張しすぎず、絶妙なアクセントになります。
□気をつけておきたいポイント
ツートンカラーの外壁を計画する際には、以下の点に注意しましょう。
1:カラーシミュレーションを利用する
実際に塗装する前に、カラーシミュレーションを利用して色の組み合わせを確認することが重要です。
シミュレーションを通じて、実際の建物がどのように見えるかを事前にチェックできます。
2:A4サイズの色見本を使用する
色見本は、なるべく大きいものを使用しましょう。
小さい色見本では実際の色味を把握しにくいため、A4サイズのものを用いることで、より正確な色のイメージができます。
3:ドアやサッシの色も考慮する
外壁だけでなく、ドアやサッシの色もトータルで考慮することが重要です。
全体のバランスを見ながら色を選ぶことで、調和の取れた外観に仕上がります。
□まとめ
ツートンカラーの外壁は、正しく計画すればおしゃれな外観を実現できます。
面積比や明度差に注意し、色の組み合わせを工夫することで、建物の魅力を最大限に引き出しましょう。
また、カラーシミュレーションや色見本を活用して、失敗のない色選びを心掛けてください。
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