外壁の部分補修は、建物の外観と機能性を維持するうえで、非常に効果的な方法です。
しかし、補修の方法やそれに伴う注意点について、詳しく知らない方も多いでしょう。
そこでこの記事では、外壁の部分補修におけるさまざまな方法と、それぞれの注意点を詳しく解説します。
コストパフォーマンス良く、適切な補修を行うために、ぜひこの記事をご活用ください。
目次
□外壁の部分補修にはどのような方法がある?
外壁の部分補修には、さまざまな方法があります。
それぞれの方法は、建物の状態や補修を必要とする範囲によって選ばれます。
1:クラック(ひび割れ)補修
クラック補修は、外壁の一般的な補修方法です。
ひび割れの大きさに応じて、シーリング材やセメントを用いて補修します。
0.3mm未満のひび割れの場合、通常は補修の必要はありませんが、1mm以上の場合は専門会社に調査を依頼することが重要です。
2:コーキング補修
コーキング補修は、外壁材の間にできる隙間の補修です。
建物の劣化により隙間が発生すると、雨漏りのリスクが高まります。
そこで、コーキング材を充填して隙間を埋めることで、雨漏りを防止することが可能です。
3:部分塗装
外壁の部分塗装は、外壁に生じた劣化や不具合が、それほど悪化していない場合に適しています。
例えば、色あせや小さなひび割れなど、限られた範囲にのみ影響がある状況では、問題のある部分だけをピンポイントで補修することが可能です。
4:サイディングのビス打ち
サイディングボードの外壁で、経年劣化により浮きや反りが生じた場合、ビス打ちが有効です。
具体的には、劣化した箇所にビスを追加で打ち込むことで、浮きや反りを修正し、外壁を元の状態に戻せます。
この方法は、特にサイディングボードの損傷が軽度の場合に効果的で、大掛かりな修理を避けながら、迅速に補修を行うことが可能です。
□外壁補修を計画する前に知っておきたいポイント!
*総合コストの高さ
外壁の部分補修は、全体的な補修に比べて、高コストになることが多い点に注意が必要です。
部分的な補修とはいえ、足場の設置は避けられません。
足場の設置には、一般的な住宅であっても数十万円のコストがかかります。
加えて、高所での作業が必要なため、安全かつ効率的な作業のためには、安定した足場の設置が不可欠です。
その結果、部分的な補修のためだけに設けられる足場のコストが、総合コストを押し上げる要因になってしまうかもしれません。
*DIYのリスク
DIYでの補修には大きなリスクが伴います。
素人が行う補修作業は、専門の技術や知識がないため、適切な仕上がりを期待するのは難しいのです。
特に、劣化した部分の補修や塗装は、職人でさえ周りの色との調和を取るのが難しい作業です。
DIYではこれがさらに困難で、不適切な補修は劣化の進行を早め、将来的には外壁塗装工事の費用が高くなる可能性があります。
また、安全面においても高所での作業は危険が伴うため、自分で行う場合は必要な道具や塗料に関する十分な調査と準備が必要です。
□まとめ
外壁の部分補修には、クラック補修、コーキング補修、部分塗装、サイディングのビス打ちなど、状況に応じた多様な方法があります。
ただし、補修を行う前には、総合コストやDIYのリスクを考慮し、必要に応じて専門会社の意見を参考にすることが重要です。
この記事が、適切で質の高い外壁補修の選択に役立つことを願っています。
当社は、福岡市を中心に春日市・大野城市・筑紫野市・太宰府市などで、外壁に関するお悩みを承っております。
外壁の部分補修をお望みの方は、当社までお気軽にご相談ください。