外壁材の選択は、住宅の美観と機能性を大きく左右します。
外壁にこだわりを持つ住宅所有者にとって、モルタル外壁の仕上げは自宅に個性と美しさを与える重要な要素です。
本記事では、スタッコとリシンの特性を解説し、読者が自宅の外壁材を選択する際の参考になるような情報を提供します。
目次
□モルタル外壁の仕上げの種類とは?
モルタル外壁は、その仕上げ方法の多様性により、住宅に高いデザイン性をもたらせます。
ここでは、モルタル外壁の主な仕上げ方法を紹介し、それぞれの特徴を解説します。
1:リシン仕上げ
リシン仕上げは、細かな骨材を混ぜた塗料を壁面に吹き付けることで、砂壁のようなざらざらとしたテクスチャーを生み出します。
この仕上げは、塗料と骨材を塗装時に調合することで、表情の変化を楽しめます。
しかし、塗膜が薄くなるため、耐用年数は比較的短めで、塗り替えには手間がかかります。
2:スタッコ仕上げ
スタッコ仕上げは、漆喰や色モルタルなどを用いて、壁面にさざ波のような凹凸を生み出します。
この方法は、素材に厚みを持たせることで高い耐久性を実現し、外壁に独特の質感を与えられます。
スタッコ仕上げは、その手法と素材の選択により、住宅の外観に高級感と深みをもたらします。
3:その他の仕上げ方法
タイル吹き仕上げや左官仕上げなど、モルタル外壁にはさまざまな仕上げ方法が存在します。
これらの技法は、壁面に独特のテクスチャーや色彩をもたらし、住宅の外観に個性を加えられるのです。
特に、左官仕上げは、施工の品質が大きく左右されるため、熟練の職人による施工が求められます。
□外壁選びにおけるスタッコとリシンの違いとは?
スタッコとリシンの仕上げは、モルタル外壁の中でも特に人気のある選択肢です。
ここでは、これら二つの仕上げの違いを詳しく見ていきます。
1:素材と模様の違い
スタッコは、石灰やセメントなどを混ぜた素材を使用し、大きな凹凸を生み出すことが特徴です。
これに対し、リシンは着色料や骨材を混ぜて作られ、より細かい凹凸が特徴で、自然な仕上がりを実現します。
スタッコは、その凹凸から力強さを感じさせ、高級感を演出できます。
2:汚れやすさと触り心地
凹凸の存在するスタッコとリシンの外壁は、汚れがたまりやすいという共通点があります。
しかし、スタッコの凹凸の方が大きいため、汚れが溜まりやすく、定期的な清掃が必要になります。
触り心地においても、スタッコはガサガサとした感触、リシンはザラザラとした感触と、異なる体験を提供します。
□まとめ
外壁材の選択は、住宅の美観に大きな影響を与えます。
特に、モルタル外壁のリシン仕上げとスタッコ仕上げは、それぞれ独特の美しさと機能性を持ち、住宅所有者のニーズに応えられます。
リシン仕上げは細かい凹凸で自然な仕上がりを、スタッコ仕上げは大きな凹凸で力強い表情を住宅に与えます。
この記事が、外壁材を選ぶ際の参考になれば幸いです。
当社は熟練の職人による丁寧なサービスが自慢です。
福岡市を中心に春日市・大野城市・筑紫野市・太宰府市などで外壁・屋根に不安のある方はぜひ当社にご連絡ください。